メンタルトレーニングの効果と方法Mental Training Effect
メンタルトレーニングの効果と方法Mental training Effect
今から10年前はメンタルトレーニングと聞くと、スポーツ以外の方は自分とは遠いものだというイメージを持つ方が多かったです。
最近はようやく、スポーツ以外の方もメンタルトレーニングを受けてみたい、自分自身でメンタルマネジメントができるようになりたいと、望む声が多くなってきました。
メンタルトレーニングを導入する知識として解説していきます。
1 メンタルトレーニングの歴史
メンタルトレーニングの始まりは1950年代、宇宙飛行士の自己コントロール法から始まりました。
その後、1957年、ローマオリンピックにおいて、旧ソビエトがメンタルトレーニングを導入。
1972年、ミュンヘンオリンピックでは旧東ドイツが導入、1984年ロサンゼルスオリンピックで、米国が導入しました。
今では五輪以外でもプロスポーツ選手、プロアーティスト音楽芸能、経営者、役員のエグゼクティブ層、ビジネスパースンの世界で使われています。
オンリンピックの歴史とともに、現在は世界中でメンタルトレーニングの重要性が認知されています。
2 日本のメンタルトレーニングの始まり
日本でメンタルトレーニングが導入されたのは、やはり、オリンピック選手です。
ライフル射撃選手が自律神経の調整法として、1980年代にメンタルトレーニングを導入したことが最初だと言われています。
しかし、柔道、空手、剣道、弓道、武道の世界では、メンタルの重要性がオリンピックが開始される前から認識されていました。
3 メンタルトレーニングの役割
メンタルトレーニングとは?どんなことをするのか?と疑問を持つ方がいらっしゃると思います。
メンタルトレーニングの役割は大きく分けると3つになります。
1 目標の達成
2 問題、課題解決
3 コンディショニング
1 目標達成
自分自身が決めた目標に向かい、その目標に向けてメンタルの調整を行います。
2 問題、課題解決
緊張や不安、感情の乱れからくるパフォーマンスの低下、集中力の低下など、メンタル面に課題を持っているとき、その課題を解決するためにメンタルトレーニングの技術を使っていきます。
3 コンディショニング
メンタルを整えたいとき、良好な状態の維持のためにメンタルトレーニングを実施していきます。
4 メンタルトレーニングはどんなことをするのか 方法について
1 カウンセリング
話しながら心を開いていく、心の開示。心の整理。
2 メンタルコーチング
質問を投げかけて心の中にある、深層心理の答えやリソースを引き出します。
3 イメージトレーニング
目標が達成できている場面、その後の状況もリアル体験をしてイメージをしていきます。
4 思考の変換
思考のフォーカス視点をずらし、新たな側面から考えることができるようになります。
5 感情のコントロール
感情の深層心理の分析と理解。感情のコントロールスキルの習得。
6 リセット法
リセットポイントを見つけ、リセットできる思考法、イメージ、行動を設定していきます。
7 自律神経の調整
自律神経が乱れる状況の把握と理解。交換神経と副交感神経の調整法。
8 マイナスイメージの処理
湧き上がるマイナスイメージを無意識から解放と処理を行います。
9 セルフイメージの構築
現在のセルフイメージの摘出。新たなセルフイメージの構築と設定。
10 マインドフルネス
思考を現在の位置に戻し、呼吸法と組み合わせ、心の流れを客観視していきます。
11 自己分析能力の向上
外側から自分自身をありのままに見る、感じる、客観視できるスキルの向上。
12 集中力アップ
集中力を阻害する要因の分析。集中力を高める右脳の活性化メニュー。集中力を貯める行動計画。
他にもメンタルトレーニングのメニューはございます。代表的なメニューをピックアップしています。
5 メンタルトレーニングの効果
メンタルトレーニングの効果を感じる指標は主に3つです。
1 メンタルに変化が起きている
2 結果に結びついている
3 長期間、その変化を実感できている
メンタルトレーニングの効果は信頼できるメンタルトレーナー、メンタルコーチとめぐり逢うことで、その効果を実感できます。
名声がある、著書が多い、メディアの露出などで、メンタルトレーナーを選択できるものではありません。
「本音が話せる」「メンタル状態を理解してもらえる」「信頼できる」そのようなプラスの心の状態を感じられたとき、自分に合うメンタルトレーナー、メンタルコーチを見つけることができます。
メンタルトレーニングは信頼できるメンタルの専門家と一緒に取り組むことで、成果を生み出すことができます。